バイナンスへのビットコイン流入量が増加傾向か
仮想通貨取引所バイナンスへのビットコイン(BTC)流入量が増加しているようです。Ceteris Paribusという仮想通貨のファンダメンタルに関する内容を定期的に配信しているアカウントからのツイートが話題となっています。
https://twitter.com/ceterispar1bus/status/1154719618847662082?s=20
今回ツイートされた内容によれば、バイナンスへのビットコインの流入量は6月中旬から増加傾向を示しているようです。これは丁度、バイナンスが証拠金取引サービスの提供を開始した時期と重なっており、その影響がビットコイン流入量として反映されているのではないかという推測もされています。
また、今回のツイートへの反応の中には、仮想通貨取引所ビットフィネックスで証拠金取引におけるポジション数が、6月下旬及び7月初旬に減少している様子から、何か関連があるのではないかという見解を示すアカウントも見られます。
バイナンスの証拠金取引サービスは、5月下旬にテスト版がリリースされた後、7月11日に同サービスの正式なリリースが発表されました。
同サービスが提供開始された当初は、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、バイナンスコイン(BNB)、トロン(TRX)、イーサリアム(ETH)の5銘柄での取引が可能となっていましたが、その後、イオス(EOS)やオントロジー(ONT)といった銘柄も取引可能となり、現在では10銘柄の取引が可能となっています。
こういった流れを見る限り、取引可能銘柄の追加も意欲的に行われている様子が伺えます。取引可能銘柄の豊富さは、利用者の拡大に寄与する要因の一つであるとも言えるでしょう。
バイナンスのCEOを務めるジャオ・チャンポン氏(通称:CZ)は、同社の証拠金取引サービスについて、今後さらに取引量が増え、ボラティリティも増加するといった見解をブルームバーグのインタビューで語っていた一幕もありました。
今後、さらにバイナンスの証拠金取引サービスが多くの国で利用可能となり、さらに取引可能銘柄が追加されることになれば、利用者の増加から、さらにビットコイン流入量が増加する可能性もあります。
また、米国は仮想通貨取引が最も活発であるという調査結果もありますが、バイナンスの証拠金取引は米国からの利用が不可となっています。もし、今後、米国からの利用が可能となれば、一気に利用者が増加する可能性もあるでしょう。
※バイナンスの証拠金取引サービスは、米国同様、日本からの利用も不可となっています。
一方で、米国の仮想通貨に関する規制の厳しさと先行きの不明瞭さが相まって、同国での仮想通貨関連サービスの提供に足踏みせざるを得ない状況が続いています。