プロトコルラボが『Crypto Climate Accord(クリプト気候協定)』に参加

プロトコルラボが『Crypto Climate Accord(クリプト気候協定)』に参加

仮想通貨の環境に対する懸念に対応するため、ファイルコインを運営するプロトコルラボは「Crypto Climate Accord(クリプト気候協定)」に参加したことを発表しました。

Crypto Climate Accordには暗号・金融、テクノロジー、NGO、エネルギー・気候の各セクターにまたがる250以上の企業や個人がサポーターとして加盟しています。

ビットコインのマイニングで使われるエネルギー量は、ポーランド全体で1年間に使われる電力量に匹敵するといわれています。

また、ビットコインとイーサリアムのマイニングを合わせたエネルギー量は、イランと南アフリカ、オーストラリアよりも多くのエネルギーを年間に消費しているとの調査もあります。

2014年に立ち上げられたプロトコルラボは、ネットゼロエミッションに向けたWeb3イニシアティブの開発の推進を約束しています。

プロトコルラボのアンジー・マグワイア氏は、

「エコシステム内の数多くのプロジェクトは、すでにブロックチェーン空間の環境への影響に対応しようとしています。エネルギー消費の透明性に関する基準を設定し、再生可能エネルギー使用をサポートし、ソリューションの開発に力を注いでいます」

と述べました。

Crypto Climate Accordはパリ協定に触発され、2030年までに電力消費による純排出量ゼロを目標にしています。

目標が達成されれば、マイニングによる排出はほぼゼロにできることになります。

ビットコインとイーサリアムは現在、PoWを使用していますが、ビットコインとイーサリアムの需要が爆発的に広がったことにより、PoWは当初のよりもはるかにエネルギー使用量が多くなっています。

イーサリアムについてはPoSへの移行を進めており、エネルギー消費ははるかに減少する予定です。

Crypto Climate Accordは2025年までに再生可能エネルギー100%のブロックチェーンのマイニングを加速し、進捗状況を検証する基準、ツール、技術を開発することを存在意義だとしています。

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