バイナンスがレンディングサービスの第二回目の実施を発表
バイナンスが第二回目のレンディングサービスを開始することを発表しました。
先日、バイナンスはレンディングサービスを立ち上げ、8月29日~9月1日の間、バイナンスコイン(BNB)、テザー(USDT)、イーサリアムクラシック(ETC)の3種類の銘柄を対象としたレンディングサービスを実施していました。
第二回目となる今回は、レンディングサービス対象銘柄に、Cardano(エイダコイン:ADA)、イーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)が追加されています。
CoinMarketCapによれば、Cardanoの執筆時点での時価総額は11位。ビットコインやイーサリアムには劣りますが、仮想通貨時価総額ランキングでは上位に入っている仮想通貨です。
※Cardanoはプロジェクト名称で、同プロジェクトのブロックチェーン・プラットフォーム内で利用されているトークンはエイダコインと呼ばれています。
引用:CoinMarketCapより
また、貸付期間や利息率についても設定変更がされています。
前回開催された際には、貸付期間が一律に14日間と設定されていましたが、バイナンスコイン、テザー、イーサリアムクラシックについては28日間の貸付も選択できるようになるようです。
そして、利息については、バイナンスコインとテザーの利息率(年率換算)が変更されており、バイナンスコインが15%→10%へ、テザーが10%→8%へと利息率の引き下げがなされています。
前回のレンディングサービス開始時に
「利息については今後の市場の反応を見て調整していく」
という旨が発表されていた通り、調整が行われたということかもしれません。
貸付利息が引き下げられる要因については、
・需要(借り手)が減少している
・供給(貸し手)が増加している
・貸付資金が増加している(余っている)
といったようなことが考えられます。
利息引き下げの理由について、バイナンスから明確な理由は発表されていませんが、今回の場合は、第二回目を開催していることや対象銘柄を増やしていることなどから「供給(貸し手=レンディングサービス利用希望者)が増加している」可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
仮想通貨のレンディングサービスは需要と供給のバランスを保つ一つのソリューションと言えます。