バイナンスUSが2019年9月18日からアカウント登録の受付を開始
バイナンスが米国でのサービス提供を行うために設立されたバイナンスUSへのアカウント登録及び資金の入金の受付が、2019年9月18日から開始されることが明らかとなりました。
これはバイナンスUSが公式Medium上で発表しています。
引用:BinanceUS Mediumより
バイナンスUSはバイナンスが米国でのサービス提供を実現することを目的として設立した仮想通貨取引所です。
FinCEN(米国金融犯罪取締ネットワーク)に認可されたBAM Trading Services社と提携しており、米国の厳しい規制環境に順応するための運営基盤の構築に力を入れている様子も伺えます。
バイナンスUSについては、先日、「ローンチ後の最初の段階では、デスクトップ及びモバイルを使用したWebを通して取引サービスが提供される」ことや、「KYC(顧客確認)については取引開始の2~3日前から実施される」ことが同社の公式Medium上で発表されていました。
今回の発表では、9月18日からアカウント登録の受付が開始されることが伝えられており、取引サービスの提供開始についても間近に9月18日から数日後に開始される可能性もあるかもしれません。
また、預金の受付も開始されるようで、最初の段階では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、テザー(USDT)の計6種類の入金が可能となるようです。
一方先月、バイナンスUSからは上場を検討している30銘柄も発表されており、リストアップされている銘柄には、ビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)といったお馴染みのものや、USDコイン(USDC)、テザー(USDT)といったステーブルコイン、イオス(EOS)、ダッシュ(DASH)といった仮想通貨銘柄がリストアップされていました。
今後、バイナンスUSでのサポート銘柄は、バイナンス同様幅広く展開されていくことが予想されますが、一方、米国では「仮想通貨を有価証券と見なす事例」や「仮想通貨を証券法の適用外とするトークン分類法」の議会提出など、「仮想通貨というものをどのように扱っていくか」という点での議論がなされており、今後のサポート対象銘柄の拡大は、こうした規制当局の動向に左右されてしまう可能性も高いといえます。
最大手の取引所として、業界の第一線を走るバイナンス。今後の動向にも目が離せません。