bitbank(ビットバンク)取引所の口座開設数が急増
国内でも人気上位を常にキープしている仮想通貨取引所bitbank(ビットバンク)は2020年3月25日、最近暴落中の仮想通貨相場において、取引所口座登録者数が急増していることを発表しました。
ビットバンクは3月12日から始まったビットコインの大暴落時において、週間登録者数が40%以上上昇したとのことです。
この3月は日経平均やNYダウなどの株式が相次いで続落し、仮想通貨も歴史上まれに見る大暴落を記録したことで資産が目減りした方も多いと思います。
今回の大暴落要因の一つと見られる新型コロナウィルス感染拡大により、ビットコインは一時的に50%安となるなど記録的な大幅安となりました。
一部SNSやネット上などメディアなどから、「ビットコイン(BTC)を資産預入先として安全かどうか・価値に見合うのか」といった意見も散見されました。
こうした煽りを受けて、一般投資家のほとんどが保有している資産を売却し、仮想通貨大暴落に拍車をかけた形となったようです。
しかし、今回発表されたビットバンクが発表したレポートでは、こうした意見とは違って一般投資家の関心が後退してしまったわけではないことが明らかとなりました。
ビットコインをはじめ仮想通貨相場が急落し始めたのが、2020年3月13日~19日にかけてで、2020年の水準で見た場合ビットバンクの新規口座開設数は反比例して40%も上昇していたそうです。
2020年3月26日現時点で、ビットコイン価格は一時41円台を記録した3月13日から徐々にではありますが底値を探りながら上昇しつつあり「1BTC=73万円」まで回復しています。
2018年の「仮想通貨冬の時代」とは違う流れ
ビットバンクの同レポート内では、こうした下落からの値動きが、2018年末「仮想通貨冬の時代」と呼ばれた頃とはまったく異なる点を指摘しています。
2018年仮想通貨冬の時代には、長期的にビットコイン価格が低迷しており、ビットコイン登録者数も当時は激減、経営面で大打撃を受けました。
その一方で、今回のビットコイン相場大暴落時においては、暴落後に60%以上の価格反発を見せるなどの値動きもあり、「買い時は今」と言わんばかりに新規口座を開設する人が増加したようです。
仮想通貨大手ニュースメディアとして有名な「Forbes(フォーブス)」によれば、今回の大暴落時における仮想通貨取引所の新規口座開設数増加はビットバンクだけではないとされています。
Krakenをはじめとした海外取引所においても、ビットバンクと同じ状況が確認できていることから、ビットコインに対する関心は薄れるどころか逆に日本だけでなく世界的にも高まっているといえます。