コロナウイルスの蔓延とともにランサムウェアが激減
マルウェア対策ソリューションを専門で提供する企業であるEmsisoft社は4月21日、アメリカでランサムウェアは大幅に減少しており、それがコロナウイルスの蔓延が理由であるとの見方を発表しました。
今年の第1四半期は、ここ数年で見たことがないレベルにまで減少し、政府機関への攻撃は1月の19件から3月の7件へと顕著で、他でも同様に少なくなっているとしています。
Emsisoft社は、その理由としてコロナウイルスの蔓延を挙げています。
必要不可欠なサービス以外が停止されたことにより、ハッカーたちの攻撃対象が少なくなっており、さらに、企業はリモートワークが増えることへのセキュリティ対策を行いました。
また、ネットワークの末端である個人の端末へのハッキングに成功したとしても、継続的に情報を得ることはできず、ハッカーにとって魅力的な対象ではないとしています。