マルウェアによるモネロのマイニングで英の10代青年が火傷
マルウェアは世界的に数十億ドルの損害をもたらしているとみられていますが、身体的な被害を引き起こす可能性もあります。
イギリスのシェフィールドに住む18歳の青年がパソコンゲームに夢中になっている最中、突然パソコンはシャットダウンしました。
彼はとっさにパソコンの本体を触りましたが、異常なほど熱を持っており、指に火傷を負ってしまいました。
彼は自分のパソコンの調子が悪いと思いあまり気にしていませんでしたが、数日後、改めてパソコンの履歴を確認したところ、電源を落とした後も実際にはシャットダウンされておらず、起動し続けていたことが分かりました。
さらに、彼が全く知らないサイトに、大量のデータを送信していることも分かりました。
振り返ってみると、3週間くらい前からパソコンの電源を切ると画面は消えますが、本体からファンの音は聞こえていました。
実際には、パソコンは起動したままになっていました。
彼のパソコンはマルウェアに感染しており、仮想通貨モネロをマイニングしていたのでした。
このような仮想通貨マイニングを行わせるマルウェアは広く流行しており、米議会においても、対策などについて話し合いが持たれています。