メインネットローンチ後のファイルコイン(FIL)、現在は44ドルを推移
ファイルコインのメインネットが10月15日23時30分ごろ起動したことで、3年前に2億ドルをつぎ込んだICOの投資家たちは納得のいく結果が得られているのでしょうか。
10月15日のローンチ後の結果
主要な取引所の1つであるHuobiではファイルコインの取引を開始した時点で1FIL50ドル程度だった価格は、その後にユーザーが本格的な取引を開始したため、価格は瞬間的に208.95ドルにまで急上昇しました。
この価格は、ICO投資家が3年間に投資した金額の約200倍の金額に相当するため、多くの投資家はキャッシュアウトする十分な価値を得ることになりました。
しかし、約1時間後には130ドル程度に下落するなど大きな変動を続けている状態でした。
10月17日午前4時のファイルコインのトークンは、急騰時の約4分の1以下である46ドル程度で取引されていますが、循環供給量は1500万ほどあることから、時価総額に換算すると約8億ドルに相当します。
最大供給量は20億ドルほどあり、未だ手をつけていないバリュエーションは1,000億ドル程度になると伝えられていることから、ファイルコインは現時点でシータ(THETA)を抜いて仮想通貨ランキング29位に食い込んだ状況です。
現時点(10月17日 午後10時)では一旦落ち着きを見せており、主要な取引所での価格は約44ドルを推移しています。
ファイルコインプロトコルは分散型ファイル共有サービスであり、暗号化された情報を世界中のノードでホストすることが可能で、Bit Torrent(*)とは真逆な状態といえます。
本格的な取引が始まったばかりのファイルコイン、投資家はその価格変動から目を離すことができない状態です。
*:ブラム・コーエンによって開発された、Peer to Peerを用いたファイル転送用プロト
コル及びその通信を行うソフトウェア