イーサリアムが1600ドル台突入、ガス代も過去最高値に
イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格上昇傾向が続いています。
2月3日に初めて1500ドル台を突破したあと、4日には1600ドル台に乗せるなど、立て続けに過去最高値が更新されています。
コインゲッコーなどによると、ETHが1500ドル台を突破したのは日本時間で3日の早朝で、その後も上昇を続け、同日の夕方には1560ドル台に達しました。
その後は一時落ち着いたものの、4日に入ってETHの価格は急上昇し、同日午前1時頃に1ETH=1600ドルと突破しました。
ETHはさらに上昇を続け、4日午後4時頃には最高値となる1680ドル台に達しました。5日正午現在はやや落ち着いていますが、それでも1ETH=1600ドル台前後をつけています。
こうしたETHの価格上昇に伴って、取引手数料に当たるガス代も高騰を続けています。4日にはガス代の平均が23.27ドルとなっており、こちらも過去最高値をつけています。
分散型金融(DeFi)にはETHのブロックチェーン上に開設されているものが多く、ガス代の上昇はDeFiにおける取引手数料の高騰にもつながっています。
ツイッターでは分散型取引所(DEX)のひとつであるスシスワップで、75ドルの取引に74ドルの手数料が必要になったとの報告が寄せられています。
また、デジタルアートの取引で手数料が5000ドル近く必要になったケースも報告されており、今後のガス代対策が注目されています。