XRP(リップル)、Wanchain導入でDeFiが利用可能に
Wanchain(ワンチェーン)の創始者でCEOのJack Lu氏は10日、リップル(XRP)専用の分散型クロスチェーンブリッジが稼働開始すると発表しました。
I'm happy to announce that we are just days away from $XRP officially joining #Wanchain's family of decentralised, interoperable #blockchain networks.
Welcome to every $XRP holder. Come, and join us! Let's build this new #DeFi world together. pic.twitter.com/IaNv5NMY69
— Jack Lu | Wanchain (@JackLu_WAN) April 10, 2021
これにより、リップル(XRP)を活用した流動制マイニングやイールドファーミングが可能になる模様です。
Jack Lu氏は、ワンチェーン上のDeFiアプリであるWanSwapやWanLendとともに、イーサリアム(ETH)やWanchain上で、DeFi(分散型金融)活動を行うこともできると説明しています。
リップル社のコーポレート戦略兼オペレーション担当バイスプレジデントである吉川絵美氏も「XRPのエコシステムがDefiという新たなユースケースに拡大した」とコメントしています。
DeFi(分散型金融)とは?
DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、日本語で”分散型金融”と呼ばれています。
Defiは取引が全てブロックチェーン上で行われることが大きな特徴です。
これまでの暗号資産取引では、基本的に各取引所などの業者が所有するデータベース上で、取引を管理するのが通常でした。
そのため、資金がどのように扱われているかが不透明な部分があり、問題視されていました。
仮想通貨取引所の倒産やハッキングによる出金停止などの際に、資金を失うリスクが大きかったのです。
一方、DeFiはブロックチェーン上で取引が行われるため、取引履歴が全てネット上に残ります。そのため、取引履歴を誰でも確認することが出来、非常に高い透明性が担保されています。
DeFiの中でも、DEX(分散型暗号資産取引所)においては、利用者は資金を預ける必要なく、自身のウォレットから直接取引を行うことが出来ます。
そのため、事業者の倒産等に伴い資金を失う心配がなく、暗号資産取り扱い上のリスクを軽減しているといわれています。