中国、マイニング拠点が多数ある雲南省でも厳重な取り締まり
13日、中国雲南省当局はビットコインマイニングに関与する個人及び企業による電力の違法使用の疑いの調査を命じる通知を発行しました。
China Securities Journal によると雲南省のエネルギー担当局は6月末までに、税金や国の送配電気量の回避、電力への不正アクセスなどを行う違法なマイニングを取り締まるとしています。
雲南省は四川省に次ぐ中国で2番目の規模となる水力発電があり、雲南省のビットコインマイニングの採掘者(マイナー)は水力発電所の近くに拠点を設けています。
中国国内のビットコインの採掘量は、内モンゴル自治区と新疆ウイグル自治区と雲南省だけで約半分を占めています。
5月の国務院会議で、ビットコインマイニングと取引の取り締まり規制の強化が発表されており、既に内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区などでビットコインマイニングの一部、または全てを閉鎖するように通達が出されています。
2020年4月に採掘量2位だった四川省の占める割合は約10%ですが、四川省当局は規制強化の方針について公式の発表はしておりません。
青海省当局は先週、ビットコインマイナーに閉鎖を命じ、データーセンター、工業団地、発電所などの企業がビットコイン関連の会社に土地や電力を提供する事を禁止する方針を発表しています。