イギリス金融規制当局の調査「仮想通貨に対し国民はポジティブ」
イギリスの金融行動監視機構であるFCA(Financial Conduct Authority)は、イギリス国内での仮想通貨(暗号資産)についての意識調査を行い、全体的に仮想通貨に対してポジティブに捉えていることが6月17日に明らかになりました。
調査は今年の1月上旬から下旬にかけての20日間、約2,500名に対して行われ、「仮想通貨を保有してるか」という質問には4.4%がYesと回答し、前年の3.9%を上回りました。
さらに仮想通貨保有額も前年を超え、中央値300ポンド(約4万6,000円)と前回調査を40ポンド(約6,000円)更新しました。
・資産としての概念とリスクへの知識は追いついていない危険性も
また、この調査では複数の仮想通貨リスクへの理解度についても調査しましたが、基礎的なリスクへの回答で選択肢から正解を導けたのは、前回から4ポイントマイナスの71%となりました。
こうした結果から、仮想通貨の仕組みや定義をしっかりと理解しないまま保有することによるリスクについてFCAは危険性を示唆しています。