NPO法人、メタバース文化振興で3党の国会議員と意見交換

NPO法人、メタバース文化振興で3党の国会議員と意見交換

ネット空間における表現の自由などについて提言を行っているNPO法人「バーチャルライツ」は、メタバース文化振興をテーマに、3党の国会議員と意見交換したと発表しました。

バーチャルライツによると、意見交換を行ったのは日本維新の会の音喜多駿衆院議員、国民民主党の玉木雄一郎衆院議員、日本共産党の宮本岳志衆院議員の3人です。

意見交換では、ネットゲーム依存症対策や、仮想現実(VR)上での新しい権利など、12項目の政策提言を行ったと説明しています。

ネットゲーム依存症対策については、メタバースが形成されるVRは既存のゲームとは事情が異なる点があり、依存症対策を名目とした規制には慎重であるべきだとしています。

VRに関する政策立案については、先進的取り組みが個人レベルで行われているため、クリエーターやユーザーが個人として参画できる機会を拡充するよう求めています。

意見交換で音喜多議員は、表現の自由について「とりあえず公約に入れておこうと考えている政党が多い。表現の自由を深く理解した議員を増やすことが重要」だと主張したといいます。

玉木議員は「VRはこれからの分野なので自主規制やガイドラインが望ましく、法規制で芽を摘むのは良くない」などの見解を示したと説明しています。

また、宮本議員はメタバースについて「大企業の参入が個人のクリエーターやユーザーが培ってきた文化に悪影響を及ぼしてしまわないか」と懸念を表明しています。

バーチャルライツは全政党に対して意見交換を要望しており、今後も各党に対して意見交換の場を設けるよう活動を行っていくとしています。

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