環境保護のためのメタバース『NEXT EARTH(ネクストアース)』とは
世界中の政府が実施している環境保護への措置に加え、多くの企業が環境問題に取り組み、二酸化炭素排出量を削減するためのテクノロジーを導入しています。
昨今、脚光を浴びはじめている「メタバース」も、環境問題を改善する可能性を秘めているテクノロジーの1つです。
メタバースの環境へのメリットは、ユーザーが必要な移動回数を減らすことができる点です。
交通機関は炭素排出の主要な原因の1つで、温室効果ガス排出の27%を占めるといわれています。
メタバースで友人とコミュニケーションを取ったり、バーチャルオフィスで仕事をしたりすることが快適になれば、日常的な移動の必要性が少なくなり、二酸化炭素排出量を削減することに繋がります。
メタバースコミュニティ『NEXT EARTH(ネクストアース)』とは
メタバースを利用して、現実世界のウミガメを支援する団体も出てきています。
ブロックチェーンベースのメタバースコミュニティである「NEXT EARTH(ネクストアース)」と、ウミガメの保護を専門とする「SEE Turtles」が提携し、メタバースでウミガメと生態系保全に関するゲームを開始しています。
ネクストアースは2021年9月に立ち上げられ、すでに環境保護活動に向けて100万ドル以上の寄付を行い、プラットフォームには23万人以上の登録ユーザーがいます。
さらに、ネクストアースはNXTTという独自トークンをつくり、プレイヤーがゲーム内で様々なNFTを獲得できるようになっています。
NFTは、そのインセンティブによってゲームを一般の人々にアピールすることもでき、絶滅の危機に瀕した動物を救う方法を教えることにつながります。
また、ゲーム内でのプレイヤーの行動は、現実の世界にも反映され、ウミガメの生活環境を直接的に助けることにつながります。
これらはメタバースが環境保護に貢献できる取り組みや方法のほんの一部に過ぎません。
メタバースは指数関数的に成長しているため、近い将来、私たちの生活に影響を与え、気候変動を緩和する新しい方法を次々に生み出していく可能性があります。