ギットコインとユニセフが協力、10プロジェクトの資金調達ラウンドをスタート
イーサリアム上のさまざまなプロジェクトと寄付者をマッチングさせ、資金調達をサポートしているギットコイン(Gitcoin)とユニセフのイノベーション・オフィスが共同で、新たな助成金プロトコルであるQuadratic Funding(2次資金調達)ラウンドをスタートします。
はじめに合計5回のテストラウンドを行う予定で、12月9〜16日の期間にファーストラウンドがスタートします。
ファーストラウンドでは、世界各国から金融アクセス・教育・識字率・環境・公衆衛生といった分野で、ブロックチェーンと人工知能の技術を社会的利益に活用すべく取り組んでいる10のプロジェクトに資金提供が可能となります。
金融部門
- スマート暗号ウォレットを用いて金融包括とリテラシーを促進させるXcapit
- ブロックチェーンを活用して、支援が届きにくい地域居住者に迅速で透明性の高い現金支 援を可能にするRumsan
- インターネット接続や銀行口座無しでも、仮想通貨から法定通貨の交換を実現させるKotani Pay
- 木に資金を提供する人と木を植える人をブロックチェーンプラットフォームを通じ、結びつけるTreejer
公衆衛生部門
- 気候や健康データを利用してAIで伝染病管理を行うCirrolytix
- ワクチンや食品などの製品の供給を追跡し、品質と安全性を確保するStaTwig
環境部門
- 熱画像とドローン画像、機械学習をクリーンエネルギーと農業に利用するRentadroneとBioverse Labs
教育部門
- 自然言語処理とその他のAIユースケースを使用して、識字率と教育成果を高めるアプリを開発しているPixframe StudiosとChatterbox
なお、寄付をしたユーザーにはPOAP(参加を証明するNFT)など、特典が獲得できるとしてます。