スロベニア観光局がアルプス山脈の限定観光イベントに参加できるNFTを発行

スロベニア観光局がアルプス山脈の限定観光イベントに参加できるNFTを発行

ロンドンで11月に開催されたWTM(ワールドトラベルマーケット)2022で、世界でもっともサステナビリティで責任ある10の旅行先の1つとして選出されたスロベニア観光局が、NFTを用いた観光イベントの開催を発表しました。

2023年5月に人気観光地ジュリアン・アルプス山脈で、開催されるこのイベントは「The Ultimate Julian Alps Sensory Adventure」と呼ばれ、NFT保有者だけが参加できるユニークなものとなっています。

ジュリアン・アルプスの自然や動物をテーマにした15種類のNFTが、スロベニアの観光に特化したNFTマーケットプレイスVandriで限定販売され、1つでも購入すれば参加資格として認められます。

イベントの責任者であるスロベニア観光局のイノベーションディレクターであるAljoša Ota氏は、

「サステナビリティとブロックチェーン技術がフィットし、この国の美しさをアピールすると同時に、人々へ環境保護問題を認識させる機会を提供したい」

と考えています。

ジュリアン・アルプスは、7000種以上の動物と1600種以上の植物が共存する世界でも類を見ない生物多様性が特徴の地域である一方で、100年前までは普通に存在していたものの、新しい環境条件によって数が少なくなりつつある鳥や花もいます。

なお、このイベントにはミシュランシェフによる素晴らしい料理やワイン、音楽がふんだんに盛り込まれた体験ができるとしています。

NFTを用いて技術を正しく使用することで自然と人間が共存でき、サステナビリティな世界の実現に向けた取り組みに注目です。

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