アルケミックスがクリマダオの協力で過去のCO2排出量をすべて相殺

アルケミックスがクリマダオの協力で過去のCO2排出量をすべて相殺

融資を受けたいユーザーが預け入れた担保資産でイールドファーミングをおこない、利回りを自動返済に充てれるプロジェクトAlchemix(アルケミックス)は、KlimaDAO(クリマダオ)と協力し、カーボンオフセットを実施しました。

クリマダオの計算によれば、アルケミックスがこれまで排出した二酸化炭素の排出量は4390.96トンで、すべて相殺したことでアルケミックスはカーボンニュートラルなdAppsとなったとしています。

クリマダオはこの総量を割り出すため、コードを使ったアートを製作するKyle McDonald氏が発表した研究論文「Ethereum Emissions: A Bottom-up Estimate」で開発された包括的な排出量モデルを実装し、ネットワークのエネルギー使用量を排出係数にマッピングしました。

この方法論を、特定のブロック内でのガス使用量に基づいて定義されたコントラクトの排出量を計算するツールcarbon.fyiを使用し、適用させたことで相殺のために必要な量を判明させています。

Kyle McDonald氏によれば、アップデート「Merge」以前のイーサリアム・ネットワークの二酸化炭素排出量は、1810万トンと推定しています。そのため業界全体で過去の排出量を効果的に定量化し、対策を講じることが重要視されています。

KlimaDAOは専門知識と独自の技術開発により、今後もさまざまな企業のカーボンオフセットを実施し、この課題を解決していくと予想されます。

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