dClimateが気候データマーケットプレイスをオープン
分散型気候情報エコシステムの構築を目指すdClimate(ディクライメイト)が、Polygon(ポリゴン)のテストネットアルファ上にデータマーケットプレイスをオープンしたことを発表しました。
これによりユーザーは30TBを超える世界中のさまざまな気候に関するデータを、マーケットプレイスとREST APIを介して取得および提供することができます。
現在、欧州宇宙機関・NOAA・NASAなどの信頼できる情報も利用でき、土壌水分・降雨・気温・地上バイオマス・炭素隔離・地理空間情報などといった詳細なデータを無料または低料金でダウンロード可能となっています。
dClimateは提供する気候データをパラメトリック保険からdMRVツール、産業プラットフォームへ展開させることで、検証可能な気候変動対策に取り組むコミュニティへの貢献を目指しています。
なお、テストネット期間中は削除されても問題ないデータセットのみアップロードすることを推奨しているほか、フィードバックも受け付けています。
メインネットに移行すればユーザーは提供したデータに金額を設定し、収益を上げることも可能となります。
また今後の予定として、2022年9月に買収したOasis Hubマーケットプレイスや、提携したGuildOne、Hyphenなどのデータも随時ダウンロードできるようになるほか、新たなパートナーシップの発表も控えています。