17歳学生、NFTを活用した小規模企業向けのカーボンオフセットプロジェクトを立ち上げ
バリに住む17歳の学生Freddie Hedegaard氏が、ボランタリーカーボン市場のグリーンウォッシングを無くすべく、NFT技術を使ったカーボンオフセットプロジェクトを立ち上げました。
食糞性コガネムシであるDungbeetleと名付けた同プロジェクトは、VerraやGold Standardのような大手認定機関の認証を受ける余裕がない小規模カーボンプロジェクトのオフセット保証を目的としています。
バイオダイジェスターの流量計のデータなどプロジェクトからのデータを用いて、カーボンプロジェクトが実際に存在しているかを確認した後、NFTを発行しカーボンフットプリントを相殺したい企業にNFTを販売します。
売れた額をプロジェクトオーナーに支払い、Dungbeetleはその中から5%を受け取る仕組みとなっています。またクレジットではなく、カーボンプロジェクト自体をNFT化して売ることで、個々のプロジェクトの影響を追跡し、グリーンウォッシュを回避していきます。
またNFTの発行はSolanaチェーンを採用しています。
Hedegaard氏によればSolana上での1回の取引は、Google検索3回分の二酸化炭素を排出するものの、バイオダイジェスター1つで年間5千万回検索相当を隔離することができると伝えています。
Dungbeetleは利益を追うのではなく、本物の気候変動対策プロジェクトと協力することで、グリーンウォッシングによる市場のイメージを払しょくしようとしています。