気候変動対策のため古い油田やガス田の閉鎖|CarbonPath

気候変動対策のため古い油田やガス田の閉鎖|CarbonPath

CarbonPath(カーボンパス)は、二酸化炭素やメタン排出の発生源となっている、生産量の少ない、または使われていない古い油田やガス田の坑井を永久に閉鎖し、気候変動対策に取り組んでいるReFiプロジェクトです。

これらの坑井は生産量が5%と、企業にとっても収益が大幅に減少しているだけでなく、年間約400万トン以上ものメタンを放出しており、対策を講じない限り、永久に漏れ続けることになります。

また現在、坑井を永久にストップさせるための規定も米政府や州に存在せず、栓をしないまま放置し続けると、環境に与えるコストは、時間の経過とともに増大するばかりとなっているのが現状です。

そこでカーボンパスはこのような坑井の閉鎖を奨励し、金銭的なインセンティブを提供するため、独自トークンcarbon prevention token (CPCO2)の売買および償却ができるWeb3マーケットプレイスを構築しています。

同マーケットプレイスでは古い坑井を評価し、地面に残っている石油を測定、1トンの二酸化炭素=1CPCO2に交換したあと、企業や個人が売買した利益でさらに他の坑井を閉鎖するための資金に充てていく仕組みとなっています。

カーボンパスによれば、土地を自然に戻すには、平均6000トークンが必要だと主張していますが、すでにパイロットプロジェクトで、モンタナ州2つの油田とガス田の廃炉化に成功しています。

またすべての地上設備は撤去およびリサイクルされ、土地を埋め立て、自然に戻すことで二酸化炭素の吸収源になりつつあります。

2023年に100箇所以上、2024年には年間1000の油田とガス田の閉鎖を目指しています。

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