テザー、エルサルバドルの再生可能エネルギーマイニング企業に出資
ステーブルコインUSDTの発行元テザー社が、エルサルバドルの再生可能エネルギーを活用したビットコインマイニングプロジェクトVolcano Energy(ボルケーノエナジー)に出資したことを明らかにしました。
テザー社は持続可能なビットコインマイニングの支援・促進するため再生可能エネルギー源に投資することを表明しており、先日にもウルグアイのマイニング事業へ出資したばかりでした。
ボルケーノエナジーは、169MWの太陽光発電と72MWの風力発電で構成されたマイニング施設となっており、1.3EH/sを超える初期計算能力を生み出すことが可能であるとされています。
最大10億ドル規模の資金調達を目標とした投資ラウンドを計画しており、2.5億ドルの調達を目指すファーストラウンドにテザー社が参加する形となっていますが、投資額は今回も明らかにしていません。
エルサルバトルは初めてビットコインを法定通貨として採用した国として知られ、同年には国内の火山から得られる安価な再生可能エネルギーを使用したマイニング施設の建設を計画していました。
ボルケーノエナジーによれば、現在ビットコインマイニングの52%が持続可能な方法で行われていると述べており、自社を発端に数年でこの割合がさらに増加すると見越しています。
そのためボルケーノエナジーは、ビットコインの将来にとって重要であるだけでなく、エルサルバドルが世界のテクノロジー環境において、重要な役割を示すと自信をのぞかせています。