リップル社、カーボンクレジット市場向けオープンデータプラットフォーム企業を設立
リップル社が、サステナブルイノベーションのパイオニアであるロッキーマウンテン研究所(RMI)と協力し、カーボンクレジット市場に透明性と分散化をもたらすオープンデータプラットフォームCentigradeを設立しました。
新会社となるCentigradeは、カーボンおよび自然系クレジット開発者が、プロジェクトが市場へ参入しやすくなるよう直感的な方法と、クレジットのライフサイクル全体の完全なデータの透明性と、トレーサビリティを提供する予定です。
また規模や場所に関係なく、すべての関連開発者へ市場を開放し、炭素除去や自然再生プロジェクトを拡大するために必要な資本の利用可能性向上を目的としています。
リップル社のプレスリリースによれば、現在の炭素市場は気候変動のヘッジとして期待される一方で、非効率で拡張性などがないことから、信頼の危機に陥っており、高品質な炭素の供給が不足していると指摘しています。
不足の一因として、炭素除去プロジェクトが成長するのに必要な資本を持ってないことを挙げたほか、従来の炭素市場は狭く、大気・水・生物多様性・土壌など自然界を構成する要素全体を受け入れ、反映する必要があると強調しています。
リップル社は今後も気候変動対策団体や、独立系サービスプロバイダーと緊密に協力し、市場拡大を支援し、気候変動と闘っていくとしています。