海運業界の脱炭素化を目指すGSBNとDNVの協働:検証済み代替燃料データの活用

海運業界の脱炭素化を目指すGSBNとDNVの協働:検証済み代替燃料データの活用

海運コンソーシアムであるThe Global Shipping Business Network (GSBN)は、海運業界における代替燃料の採用を促進するため、国際認証機関で品質保証プロバイダーDNVとMoU(覚書)を締結したことを発表しました。

消費者をグリーンウォッシングから保護する欧州グリーンクレーム(環境主張)指令に関連する検証済みデータを共有し、海運業界における代替燃料の採用をおこない、脱炭素化の促進を目指すとしています。

この協働ではGSBN参加企業と、DNVが運用データを検証するために設計した二酸化炭素排出量の削減データ検証エンジンEmissions Connectを活用したパイロットプロジェクトを実施します。

パイロットプロジェクトでは、DNVの検証済み出荷データに接続し、信頼性と説明責任のあるグリーンクレームをエンドユーザーに発行することで、排出削減データの正確な測定と追跡を実現可能にします。

プラットフォームユーザーは発行された検証済み運航データに基づいた意思決定がおこなえるようになり、環境に配慮した輸送を実施しているという具体的な証明も提出可能になります。