ブロックチェーン×カーボンクレジット、UAEで分散型取引所設立

ブロックチェーン×カーボンクレジット、UAEで分散型取引所設立

デジタルオーナーシップ・トークン(DOT)を発行し、メタバースの構築に取り組んでいるMarvionが、施設資源計画コンサルタントのTawashおよびPalm Karbonと、気候変動に対処するソリューション創出に向けた戦略的合弁事業を発表しました。

この合併事業では、ブロックチェーン技術を活用しアラブ首長国連邦(UAE)を供給源としたカーボンクレジット・トークンのグローバル取引を実現すべく、アブダビで認可された分散型カーボンクレジット取引所の設立・管理・運営を目指すとしています。

独自のマーケット予測や消費者調査などを行っているstatista社によれば、2022年のカーボンクレジット市場の価値は1兆3000億ドルとされ、2023年から2028年の間には飛躍的に成長し、年平均成長率は31%で1兆6000億米ドルに達すると予想しています。

そのため今回のイニシアチブでは、需要の高まりと世界的にアクセス可能なカーボンクレジット取引の需要に応え、ブロックチェーン技術によるトークン化で透明性・効率性・利便性の向上に取り組むとしています。

Marvionの最高リスク責任者によれば、Web3の主要ハブになるためドバイやシンガポール、香港はデジタル経済とスマート経済を取り込み、激しい競争を繰り広げていると指摘し、このビジョンを実現する重要な柱は、グリーンカーボンクレジット経済の確立にあると強調しています。