太陽光エネルギー活用のDePINプロジェクトRowan Energy、1600世帯へデバイス設置を実現
太陽光発電をおこなう世帯にキャッシュバックを与え、分散型再生可能エネルギーの導入を推進するDePINプロジェクトRowan Energy(ローワンエナジー)が、1600世帯との契約を実現したことが明らかとなりました。
DePINとは分散型物理インフラストラクチャ・ネットワークの略で、現実世界のインフラ・リソースの共有・構築をトークンを使ったインセンティブの提供などで促すブロックチェーンネットワークです。
Rowan Energyは昨年、英大手ソーラーパネル設置業者ESE Solarと提携し、住宅用ソーラーパネルからのエネルギー生産の綿密な追跡・記録可能なメーターSmart Minersの設置に取り組んでいました。
Smart Minersを設置した住宅にエネルギー1キロワット時につき0.1ポンド、1日あたり2ポンドのキャッシュバックを可能にするほか、余剰電気をRowanチェーンを活用したP2P取引プラットフォーム上で販売でき、追加の収入源が獲得できる仕組みとなっています。
Rowanチェーンはレイヤー1のブロックチェーンとして運用され「proof of generation」と呼ばれる、再生可能エネルギーの発電を条件にネットワークの検証をおこなう独自のコンセンサスメカニズムを採用しています。
再生可能エネルギーの取引をサポートするだけでなく、カーボンオフセット証明書をNFTとして発行し、相殺したい企業などに販売することでさらなる環境への貢献も目指しています。