『カカオトーク』に仮想通貨ウォレットが実装予定。エンタメ分野で利用加速となるか
SNSアプリのカカオトークで有名な韓国のインターネット企業大手である株式会社カカオが、ブロックチェーンサービスプラットフォームを立ち上げていると、韓国のJoongAng Dailyが3月19日に報じました。
このプラットフォームは、ITスタートアップがブロックチェーンベースのサービスを開発するのに役立つもので、高レベルのセキュリティと自動スケーリング機能が搭載されており、格納されているデータ量に応じてブロックチェーンのサイズを調整できるとしています。
また、韓国のカカオトークのユーザー4400万人以上が使用しているカカオトークのアプリに対して、仮想通貨のウォレットを搭載する予定だともいわれおり、これが実装されると、アプリでメッセージを送るのと同じような手軽さで仮想通貨の送受信が可能になります。
仮想通貨の利用に追い風
2018年12月には、韓国最大手SNSカカオトークを手掛けるカカオ社の子会社としてブロックチェーン技術開発を手掛ける日本拠点のグラウンドX(Ground X Corp.)が、ICOで9,000万ドル(約100億円)を調達しています。
このグラウンドXはKlaytn(クレイトン)という自社開発のプロックチェーン・プラットフォームを持っていますが、すでに韓国の人気ゲーム開発会社Wemade Entertainment Co.をはじめとする26社と、同プラットフォームに移行することを目指した提携がされており、
今後、漫画や音楽、アニメ、ゲームなどさまざまなエンタメ分野のコンテンツがブロックチェーン基盤サービスとなっていくことで、同時に仮想通貨の利用が加速していくことが予想されます。