全世界が注目の仮想通貨教育プログラム|オーストラリアの小学校が実施
オーストラリアにあるWooranna Park小学校は、2017年より生徒向けに仮想通貨教育プログラムを実施しており、その動きが注目され、今やヨーロッパや北米、更にはアジアから多くの訪問客を集めています。
このプログラムは、元ネットワークエンジニアの教員、Keiran Nolan氏によって運営されており、「Wooranna Coin(ウーラナコイン)」という仮想通貨を生徒たちと構築し、ブロックチェーンの技術や仮想通貨を実際に使用しながら学んでいます。
Nolan氏は、
「Wooranna Parkは社会経済的に貧しい地域にあります。歴史的にこれは私たちのような学校の生徒の大多数が低い社会経済的状況で生活することを意味します。この技術は、世界中の他の人たちと平等な競争の場にいることを可能にし、それが今度は彼らの将来に大きな役割を果たします。」
と話しており、このようなブロックチェーンや仮想通貨の技術が、将来的に必要不可欠なものになると考えて取り組み始めたのです。
そして、このプログラムは2018年の仮想通貨の弱気トレンドを気にもとめずに拡大を続けています。
2019年1月には、Armored Beansによって開発されたビデオゲーム「Crypto Crisis」の教育用のナラティブ(語り)を作成するために生徒たちが招待され、リリースをサポートすることにもなりました。
また、生徒の中の1人はETHをマイニングする方法を学び、父親と一緒に自宅でこれを試すなど、この取り組みは保護者の方へのいい影響も与えています。
そんな中Nolan氏は現在、Rocketshoesというブロックチェーンと教育を組み合わせたプラットフォームにも取り組んでいます。
これは教育者の立場からも生徒の立場からも、デジタル教材や課題、ノートやメモといったコンテンツの管理がしやすいようなツールを提供しようとするプラットフォームです。
Wooranna Park小学校に加え、300以上の学校や大学がこのプラットフォームの採用について関心があると表明しています。