テザーがBlock.oneと提携 | EOSのチェーンでのUSDT発行を発表
ステーブルコインのUSDTを発行するテザー社は、EOSとの提携を発表しました。
テザーはこれまで、USDTをイーサリアムやトロンのブロックチェーンをベースとして発行していましたが、にこれに加えてEOSのブロックチェーンでもUSDTが発行されることになります。
EOSはBlock.oneが開発した独自のブロックチェーンで、その特徴として取引手数料が無料であることや、トランザクション処理が速いといったことが挙げられます。
ブロックチェーンはその違いによって、様々な特徴を持っています。
例えば、イーサリアムをベースとしたトークンであれば、取引(送金などの全てを含む)にGasという手数料がかかります。しかし、EOSならばこれら手数料が無料で取引を行うことができるのです。
手数料が無料ということは、イーサリアムベースのトークンを保管するウォレット(MyEtherWalletなど)から送金する際にも、わざわざ送金のためだけにEHTなどのコインを所持しなくても良いということです。
また、トランザクション処理については、例えばビットコインが1秒間に5~7トランザクション処理ができるのに対して、EOSでは1秒間につき数百万のトランザクション処理が可能であると言われています。
トランザクション処理が速いということは、取引(送金など)に待ち時間が短いということです。仮想通貨取引所などの業者を除いては、ウォレット同士の送金などもストレスなく行えます。
※仮想通貨取引所からの出金処理については、取引所毎の確認作業などにより送金が遅延する場合があります。
テザー社には様々な疑惑や問題が絶えませんが、USDTが広い範囲で徐々に拡大しているのも事実です。
テザー社は更に、ライトニングネットワークでもUSDTの発行を計画しており、流通範囲を更に広げていく狙いです。