ビットコイン送金手数料は落ち着きを取り戻す
ビットコインの送金手数料は、半減期後にかなり高騰していましたが、現在は正常なレベルにまで戻ったようです。
ブロックチェーン分析企業グラスノードのデータによると、マイナーに支払われた送金手数料の5月26日の総額は80BTCで、ピークだった5月21日の201BTCから大きく下がりました。
マイナーの収益に占める手数料の割合も、21%から9.4%へと下がっています。
ビットコインのブロックは約10分ごとの新しく生成され、サイズは1MBとなっています。
取引が多く、全てのトランザクションがブロックに収まりきらない場合は、マイナーは送金手数料の高いものを優先的に処理するため、送金手数料が高くなります。
ブロックに収まりきらなかったトランザクションが溜まるメモリプールは4月末から爆発的に増加し、それに伴って送金手数料が高騰していました。
半減期が終わり、取り引きが落ち着いてきたことや、マイニング難易度の調整が行われたことなどが、送金手数料が落ち着いてきた要因と見られています。