LINE、シータネットワークと提携でLINKが貰える仕組みが追加
ブロックチェーンを活用した分散型動画配信サービス「シータTV」を提供しているシータネットワークが、大手SNSのLINEと提携し、日本でも利用可能になります。
シータTVはYouTubeのように中央管理者が動画を管理するのではなく、ユーザー同士が動画を提供し合う分散型ネットワークを採用しています。
日本のシータTVはLINEブロックチェーン上のdAppsとして提供されますが、現時点ではAndroid用のアプリのみが提供されており、グーグルプレイストアから入手できます。
シータTVを利用し、動画配信に利用できる帯域を提供することで、LINEの仮想通貨であるLINKと交換できる「LINKリワード」がもらえる仕組みになるとみられます。
海外では報酬として独自のトークンである「TFUEL」がもらえる仕組みになっていましたが、日本ではTFUELを取り扱っている仮想通貨取引所がなく、シータTVの利用ができない状態でした。
そのため、LINEと提携することで、日本の仮想通貨取引所でも取り扱われているLINKの報酬としての利用が可能になり、日本進出につながったとみられます。
シータネットワークは今後、米航空宇宙局(NASA)などのプレミアムコンテンツの提供につなげたいとしたうえで、日本進出について「大きなマイルストーンだ」と高く評価しています。
一方、LINE側もシータネットワークの日本進出について「今年はLINEブロックチェーンの普及初年度になる」と、高く評価しています。