テスラCEOイーロン・マスク、ビットコインでの車購入停止を発表
電気自動車やソーラーパネルなどのクリーンエネルギー企業であるアメリカのカリフォルニア州に本社を置くテスラ(Tesla, Inc.)のCEOであるイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5月13日、ビットコインでのテスラ車購入を停止したことを明らかにしました。
マスク氏は、仮想通貨には有望な未来があるとしながらも、ビットコインを生み出すマイニング作業による環境コスト(石炭エネルギーの消費)をかけることはできないとの考えを述べています。
また、保有しているビットコインについては売却せず、マイニングが現在より持続可能なエネルギーに移行次第、ビットコイン決済を再開する意向を示しています。
なお、他の仮想通貨を使用する可能性については、ビットコインのトランザクションにかかるエネルギーの1%未満という数字を提示しています。
テスラは今年の2月、ビットコインに約15億ドルの投資を発表し、それを受けてビットコインは20%の値上がりを見せていましたが、今回のマスク氏の発言により13日午前の取引で一時15%の急落となり、5万ドルを割り込みました。