FTX取引所にソフトバンクGなどが投資で約1000億円を調達
FTXトレーディングLtd.は7月21日、仮想通貨取引所FTX (エフティー・エックス)が業界内で過去最大のシリーズBとなる約1,000億円を調達し、その結果評価額は約2兆円に達したことを発表しました。
シリーズBとはベンチャーキャピタルの投資判断に用いられる成長指標のことで、投資額数億〜十数億円規模で安定した経営に足を踏み入れ成長が見込める段階とされています。
今回の評価で、FTXはユニコーンを超えてデカコーン企業に類されます。
デカコーン企業:設立10年以内で評価額100億ドル以上のベンチャー企業のこと。
注目の投資参加企業
FTXに投資したのはコインベースなどの暗号資産業界やソフトバンクグループを含め60以上で、かつてアップルやグーグルに投資したセコイア・キャピタル(1972年設立の歴史あるベンチャーキャピタル)も名を連ねています。
フォーブスのインタビューでCEOのバンクマン・フリード氏は今回の目的について「FTXの発展に協力してくれるパートナー探し」と答えています。
FTX取引所とは
FTXは、カリブ海アンティグア・バーブーダに拠点を置く取引所です。
最近ではマイアミヒートのホーム地(FTXアリーナ)の命名権獲得したり、eスポーツのブランド「TSM」の命名権も獲得しているなど精力的な動きがみられます。