タイム誌「世界で最も影響力がある100人」にブテリン氏ら選出

タイム誌「世界で最も影響力がある100人」にブテリン氏ら選出

米タイム誌は2021年の「世界で最も影響力がある100人」に、イーサリアム(ETH)の創設者であるヴィタリック・ブテリン氏らを選出しました。

ブテリン氏の記事の執筆者は、掲示板サイトRedditの共同創設者であるアレクシス・オハニアン氏で、RedditにETHコミュニティーが早期に作られたため、ブテリン氏の成長を見てきたといいます。

オハニアン氏はブテリン氏の功績について、ETHの時価総額が4000億ドルに達したこと、分散型アプリケーション(dApps)や非代替性トークン(NFT)のブームなどを挙げています。

また、中でももっとも重要なものとしているのが「開発者たちの開発者」であることで、「ETHのすべての用途を思い付いた人はいないが、始めるためにはブテリン氏のアイデアが必要だった」としています。

一例として、現実の成績が反映されたサッカー選手のカードを集めて仮想チームを作るゲーム「ソラレ」を挙げ、こうしたゲームもブテリン氏のアイデア抜きにはあり得なかったと称賛しています。

他の仮想通貨関連の人物としては、ビットコイン(BTC)などとなじみの深いテスラのイーロン・マスクCEOや、BTCの法定通貨化を行ったエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領が選ばれています。

ただ、ブケレ大統領については執筆者である地元紙エル・ファロのダニエル・リザラガ記者が強権的な姿勢を厳しく批判しており、BTC関連で選出されているわけではありません。

また、日本からは女子テニスの大坂なおみ選手、米大リーグ・エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手、国立競技場の設計者である建築家の隈研吾氏の3人が選出されています。

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