中国EC大手アリババ、仮想通貨マイニング装置の販売を禁止
中国EC大手アリババは9月27日、仮想通貨マイニング装置の販売を禁止すると発表しました。
今回の決定は10月8日から実施される予定で、中国当局の仮想通貨取り締まり強化に呼応する動きと見られています。
アリババのウェブサイトであるAlibaba.comは仮想通貨マイニング装置の販売の禁止に加え、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などの仮想通貨も販売を禁止します。
また、商品カテゴリーの「ブロックチェーンマイナー」と「ブロックチェーンマイナーアクセサリー」は閉鎖され、他の商品カテゴリーでマイニング装置を販売することも禁止されます。
なお、10月8日以降に仮想通貨マイナーやその関連商品の販売を続ける出品者に対しては、アカウントの凍結や店舗のブロックなどの罰則が適用される見込みです。
中国では政府当局により、6月から仮想通貨マイニングファームに閉鎖命令が出されており、既に中国国外へ移転した企業が多くあり、今後はロシアやカザフスタン、北米でなどでビットコインの採掘量が増加するという見方もあります。
9月24日に出された新たな通達では、中国国内での仮想通貨の取り引きは違法になっており、仮想通貨マイニング装置の販売も難しい状況になりつつあります。