Thalloとカーボンクレジット発行プロジェクトBioCarbon Registryが協働|双方向カーボンブリッジを実現へ
VCM(自主的カーボンクレジット)市場の民主化を目指すReFiプロジェクトThalloと、さまざまなプロジェクトに高品質な検証済みカーボンクレジットの発行・提供をするBioCarbon Registryが、レジストリとブロックチェーン間の双方向ブリッジを協働で行うことを発表しました。
BioCarbon Registry内で検証済みカーボンクレジットを発行したい温室効果ガス(GHG)プログラムを対象にしたこの取り組みは、カーボンクレジットのトークン化も対象となっており、レジストリ制度史上初の事例になります。
ブロックチェーンを通じて発行したクレジットの透明性とトレーサビリティを確保できるため、二重会計を阻止できるほか、ユーザーは双方向ブリッジによりクレジットを、オンチェーン・オフチェーンの両方へ、シームレスに転送できるようになります。
トークンはポリゴンネットワーク上で利用できる予定ですが、Thalloによってポリゴン上にChainlink Proof of Reserve(PoR)を統合したことで、ブリッジを行うユーザーはリアルタイムでプロジェクトの担保を確認することが可能です。
Chainlink PoRは、分散型オラクルLINK(Chainlink)が開発し、オフチェーンおよびクロスチェーン資産の担保を計算する必要なデータを、DeFiプロジェクトのスマートコントラクトに提供する技術です。
このカーボンクレジットのトークン化と双方向ブリッジプロセスの第一弾は、コロンビアのチョコで103,022ヘクタールの熱帯雨林を保護を目指すREDD+保全プロジェクトDelfines Cupicaにて実施されます。