シャンバがチェーンリンクのオラクル技術をマルチチェーン統合|アフリカ小規模農家向けパラメトリック保険サービス拡大へ

リジェネラティブ農業をサポートするシャンバがチェーンリンクのオラクル技術をマルチチェーン統合|アフリカ小規模農家向けサービス拡大へ

農業従事者向けデジタルMRV(測定・報告・検証)ソリューションを開発し、リジェネラティブ(環境再生型)農業をサポートするShamba(シャンバ)が、Chainlinkのオラクル技術をマルチチェーンへ統合したことを発表しました。

今回、対応するのはArbitrum・Avalanche・Ethereum・Optimism・Polygonチェーンの5つです。

これによりスマートコントラクト上でNASA・NOAA・ESA・JAXAやその他のプロバイダからの衛星データをチェーン上で利用することが可能となります。

Web3上での使用に最適化された地理空間データを、パラメトリック(インデックス)型の農業・家畜保険サービスなど、さまざまな種類のスマートコントラクトアプリケーションに実装させ、気候変動対策を行うアフリカの小規模農家へ提供します。

これまでアフリカの小規模農家は、干ばつや降雨不足による作物の不作といった気候変動リスクをカバーできる農業保険に加入できるほどの資金が、不足しているのが現状でした。

しかしShambaによれば、スマートコントラクトに基づく保険商品は従来よりも30〜40%安くなると試算しています。

また間もなくリリース予定のShambaの小規模農家向けReFiソリューションでは、農場でカーボンクレジットを生成し、収益化も図ることができます。

地理空間×ブロックチェーン技術の構築を目指すShambaは、衛星データに機械学習などの最先端技術を適用し、小規模農家向けソリューションの研究開発を行っていました。

生態系データをブロックチェーン上に実装し、金融包摂の改善を目的としており、農家が持つエコロジカルアセットの管理・活用により新たな資金源を生み出すことを支援しています。

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