ユニセフ関連ファンド、ブロックチェーン企業4社に出資を決定
子供たちの教育支援を目的とする新興テック企業への出資を目的に設立された、ユニセフ・ベンチャーファンドおよびクリプトファンドが、新たな投資先となる4社を選出したことを公表しました。
今回は【気候変動・若者・学習・人道的支援】といったジャンルを中心としたブロックチェーン・スタートアップ企業を募集した結果、51カ国350件以上の応募があり、そのほとんどがアフリカ(46%)と南アジア(18%)からで、ナイジェリア・ケニア・インドが最も多かったと明かしています。
なお選出された4社は以下の通りです。
- Convexity Technologies:ブロックチェーンを利用した現金転送ソリューションを開発し、行政支援の透明性を高めことを目的としたプロジェクト
- Investtools:ブロックチェーンベースのマーケットプレイスを開発し、支援が届きにくいコミュニティへのリソースの提供にインセンティブを与えることを目指しています。
- WiiQare:ヘルスケア分野の送金に特化した、貯蓄プラットフォームを構築。
- Xmesh:中小企業などの情報通信など接続市場をトークン化し、地域コミュニティに衛星インターネットを再販するソリューションを開発。
これらのスタートアップ企業は、返済期限を求められず仮想通貨および米ドルで10万ドル分の資金を受け取ることになります。
またユニセフと国際電気通信連合(ITU)が共同で立ち上げたイニシアチブGigaから、1年間の専門的指導も受けられる予定です。