カーボンクレジット取引所Neutralがオープンフォレストプロトコルと提携
カーボンクレジットトークンなどの環境アセット取引所Neutralは、世界中の森林プロジェクトがブロックチェーンベースで、植林データを測定・検証・報告(MRV)することを可能としたプラットフォームOpen Forest Protocol(オープンフォレストプロトコル)と提携したことを発表しました。
この提携により、Neutralにオープンフォレストプロトコルの分散型測定・報告・検証(dMRV)システムが導入され、同技術によって検証された高品質のカーボンクレジットを調達することが可能になり、多くのユーザーが関連情報にアクセスすることができます。
世界銀行は、炭素市場が気候変動対策を実施することで2030年までに年間2500億ドルを節約できると推定しており、潜在的な市場価値は500億ドルを上回ると見込んでいます。
また1997年の京都議定書によって、炭素取引の基本ルールが定められて以降、スケーラブルで透明性の高い炭素市場の需要は高まり続けています。
そのため両社は、炭素市場の展望を再定義するため、ブロックチェーン技術により透明性が高く、データに裏打ちされた真実性のある市場をすべての人が利用できるよう取り組んでいます。