チェーンリンクのハッカソン、サステナビリティプロジェクトが2社選出
先日、開催された100カ国から498ものプロジェクトが応募した、分散型オラクルチェーンChainlink(チェーンリンク)のハッカソン「Chainlink Spring 2023」の受賞者が発表されました。
そのうちブロックチェーンとチェーンリンク・オラクルテクノロジーを、社会的インパクトに活用するプロジェクトに授与されるTech for Good賞では、再生可能エネルギーに焦点をあてたDRExと、分散型農業保険プラットフォームAgrosuranceが選出されています。
DRExはステークホルダーを結びつけ、ソーラープロジェクトの創出を促進するプラットフォームで、エクアドルで稼働中の太陽光発電設備のデータを使用し、エネルギー出力を再生可能エネルギー証書(REC)にトークン化させています。
第三者認証機関を経由して発行されたRECは、e-NFT債の担保として機能し、DeFiアプリケーションで資産として利用できるほか、Chainlink Any APIを使用して太陽光発電設備とIoTデバイスからデータを取得します。
これにより、IoTとブロックチェーン技術を組み合わせた金融商品と、グリーンウォッシング批判に対する保険を提供し、気候変動イニシアチブの支援を目指しています。
Agrosuranceは、農家に分散型で透明性の高い保険を提供するプラットフォームで、Chainlink Functionsを活用し、外部のデータソースからリアルタイムのデータにアクセスすることで正確な保険料を計算、スマートコントラクトによる保険金請求の検証に取り組んでいます。