The Giving BlockがCO2排出量を2倍相殺するEcoGiftを立ち上げ

仮想通貨寄付プラットフォームThe Giving Block（ギビング・ブロック）が、新たに寄付によって排出された二酸化炭素を2倍相殺するイニシアチブEcoGiftを立ち上げたことを発表しました。

EcoGiftは、非営利団体の気候ソリューションプロバイダーClimate Vaultの協力により実現したもので、はじめに仮想通貨により行われた寄付のトランザクションごとの二酸化炭素排出量が計算されます。

計算によりカーボンオフセットに必要な金額が生成され、その倍の額を寄付できる仕組みとなっています。資金はキャップアンドトレード市場から2倍の排出許可証を購入し、排出者が使用できないよう保管します。

保管された排出許可証は、寄付によって発生した大気中の炭素を除去するために使用され、カーボンネガティブに貢献できる仕組みとなっています。

ギビング・ブロックによれば、EcoGiftに着手した理由として、仮想通貨寄付に必要なエネルギーが善よりも害を生み出しているという懸念を耳にし、二酸化炭素排出量をよりよく理解でき、最適に中和できる方法の開発に取り組んだと説明しています。

その際に主要なブロックチェーンが使用するエネルギー量にかなりのばらつきがあることが判明し、寄付による二酸化炭素排出量を適切に中和するには、オフセット以上のことをする必要があるとの考えに至ったと明かしています。