ヨーロッパで脱炭素化戦略を掲げたビットコインETFが初上場

ヨーロッパで脱炭素化戦略を掲げたビットコインETFが初上場

英ロンドンを拠点とするETF発行会社Jacobi Asset Management(ジャコビ・アセット・マネジメント)が、欧州初となるビットコインETFをユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に上場させたことを発表しました。

ティッカーシンボル「BCOIN」で取引される同ETFは、脱炭素に焦点を当てているのが特徴となっており、デジタル資産プラットフォームZumoらの協力によって実現したものとなります。

環境的・社会的目標を促進するファンドに適用される、欧州サステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)第8条に沿っており、機関投資家はビットコイン投資のメリットを享受しながら、ESG(環境・社会・ガバナンス)目標を遵守することが可能になります。

またビットコインETFに起因する電力消費を定量化し、クリーン電力を調達するための標準化手段である同等の検証可能なREC(再生可能エネルギー証書)を購入できるソリューションも実装されています。

なおガーンジー金融サービス(GFSC)によって規制され、Fidelity Digital Assetsがカストディ・サービスを提供、Flow Tradersがマーケットメイカーとして機能しています。