日産フォーミュラE、カーボンオフセット強化に向け、ブロックチェーンソフトウェア会社と提携
日産フォーミュラEチームが、2024年に開催される電気自動車によるカーレースABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10に向け、アラブ首長国連邦(UAE)のソフトウェア会社Coral(コーラル)と提携したことを明らかにしました。
コーラルはブロックチェーン技術を用いたカーボンオフセットを専門としており、カーボンクレジット市場に透明性と検証をもたらす、ソリューションの提供に取り組んでいる企業です。
プレスリリースによれば今回の提携では、日産フォーミュラEの広大なリーチとコーラルの透明で効率的なプラットフォームを組み合わせ、カーボンクレジットの影響に対する認知度向上と、世界の脱炭素化に貢献していくと伝えています。
日産フォーミュラEは、すでに2022年にFIA国際自動車連盟が認証している、持続可能なモータースポーツ活動の促進を目的にしたプログラム「環境認証プログラム」において最高位の3つ星を獲得していました。
コーラルとの提携は、電動モビリティの環境への影響を精査し、モータースポーツ界におけるグリーンテクノロジーの改善を加速させ、チームが掲げる二酸化炭素排出量削減への次のステップであるとしています。
両社は温室効果ガスプロトコルと基準のフレームワークを使用した科学的根拠に基づいて、チームのカーボンフットプリントを正確に評価するとともに、透明性の高いカーボンオフセットを提供できるクレジット制度の導入を目指していきます。