ConsenSysがブロックチェーン関連スタートアップ10社に出資を決定
ブロックチェーンを社会に広く浸透させることをミッションとして掲げるConsenSysはアクセラレータプログラムに10社のブロックチェーンスタートアップを選出しました。
ConsenSysとは、Ethereum(イーサリアム)の共同創業者、Joseph Lubin氏により2015年に設立されたブロックチェーンベンチャー企業。
イーサリアム内でのエコシステムをより便利なものにするスタートアップスタジオで、「ブロックチェーンを社会に広く浸透させる」ことをミッションとして掲げています。
今回選ばれた新興企業は、データのプライバシー、暗号化、医療、分散型ファイナンスなど、さまざまな分野にまたがる新しいブロックチェーンベースのソリューションの構築に重点を置かれており、
同社によると10社のスタートアップすべてが、著名な起業家、ethereum開発者、ベンチャーキャピタリストによる会議や講演、そしてConsenSysのネットワークへのアクセスを含むアクセラレータプログラムの恩恵を受けると発表しています。
選択されたスタートアップは以下のとおりです。
- ブロックチェーン対応DNA「データバンクゲノム」
- エネルギー市場を重視したブロックチェーンのスタートアップ「Blok-Z」
- 自主的アイデンティティのためのプロトコル
- ブロックチェーンデータ認証ソフトウェアメーカー「Sensor.link」
- 訴訟金融投資プラットフォーム「Lawcoin」
- 暗号通貨セキュリティストレージソリューションプロバイダ「Cypherock」
- カスタマイズされた印刷cryptocurrencyカードのメーカー「Ether.cards」
- スマートコントラクトおよびトランザクションセキュリティ会社「Sooho」
- ブロックチェーンのマイクロ保険会社「Ibisa」
- リンクにデジタル資産を含めるためのオープンソースのプロトコルメーカー「LinkDrop」
なお、2018年6月に同社は、最大15のプロジェクトに75,000ドルから10万ドルの投資と、8週間のプログラムの恩恵を受けると発表しており、ブロックチェーン技術が実需に利用される草分け的な存在として今後の動きにも注目です。
大手企業が新興企業に対して協業・出資を目的とした募集をすること