コロナウイルスの研究に使用されていたコンピュータにマルウェアが侵入
米ニュースサイトZDNetによると、この1週間で、イギリス、ドイツ、スイス、スペインなどのスーパーコンピュータがハッキングによってマルウェアに感染し、シャットダウンを余儀なくされています。
このマルウェアは、スーパーコンピューターの計算能力を利用して、仮想通貨モネロ(Monero/XMR)をマイニングするプログラムでした。
シャットダウンを余儀なくされたコンピュータの多くは、コロナウイルスに対抗するためのワクチン開発の研究に使われているものでした。
ハッカーは、アクセス権限を持つ人から盗んだ認証情報を利用して、コンピュータにアクセスしたと見られています。
これまで、内部関係者によるマイニングソフトの違法なインストールはありましたが、今回のように、ハッキングによってスーパーコンピュータにマイニングソフトをインストールされたのは、初めてのケースだと見られています。