シンガポールで2つのビットコイン投資信託がリリース
シンガポールに拠点を置く資産管理会社ファントニアグループは11月25日、ビットコイン投資信託のリリースを発表しました。
リリースした投資信託は、ビットコインの現物を取り扱う「ファントニア・ビットコイン・フィジカル・ファンド」と、ビットコインを担保にローンを提供する「ファントニア・セキュアド・イールド・ファンド」の2種類です。
どちらのファンドも機関投資家への商品として申請され、シンガポールの中央銀行(MAS)からの承認を受けてのリリースになります。
これらの商品は安全面を考慮し、カストディアンには第三者機関を入れており、万が一のサイバー攻撃に応じた保険に対応しているとのことです。
機関投資家の流入を期待する両ファンドの特徴
フィジカルファンドは、先物ではない現物ビットコインの管理運用を担います。
複数の取引所を使うため、購入や売却がスムーズで多様かつスピーディな取引が期待されます。
その一方で、セキュアド・イールド・ファンドは貸し出したビットコインの利回りで投資家にリターンを提供するものです。
集まったファンドは、トレーダーやマイナー、ビットコインを所有する企業などにローンとして運用されます。
ファントニア・グループは、ビットコインの安定感や利便性に信頼を寄せる機関投資家の増加に目をつけ、目論見として2つの投資信託合わせて100億円超の資産額になるとしています。