ナイキがNFTスニーカーブランドを買収ーメタバース事業に注力の姿勢
アメリカのスポーツブランドであるナイキは12月13日、メタバース内で使われるバーチャルウェアやデジタルスニーカーを手がけるRTFKTを買収したことを発表しました。
RTFKTは「アーティファクト」と読み、2020年1月に設立されたばかりのNFTブランドです。これまでにNFTや最新のゲームエンジン、AR、ブロックチェーン技術などを用いて、さまざまなバーチャル製品をリリースしています。
特にNFTスニーカーの評価は高く、2021年初頭に発売された約3億5,000万円(310万ドル)のバーチャルスニーカーは、7分間で完売となるほどです。
その他にも、高級日本車ブランドのレクサスのスニーカーやアーティストの村上隆氏とのアバター(クローンX)といったコラボレーションを行なっています。
RTFKTの総評価額は、約37億8,000万円(3,330万ドル・2021年5月時点)といわれていますが、現時点ではナイキによる買収条件、金額などは発表されておりません。
かねてよりブロックチェーン技術の取り組みを行なっていたナイキは、「NIKELAND」や「Roblox」といったメタバースのオープンや、スニーカーのトークン化関連のパテントを得るに至っています。