Nori(ノリ)が農業世界最大手バイエルと提携|炭素除去オフセット市場の拡大へ
農薬や肥料など農業用化学製品の大手メーカーであるBayer(バイエル)は、1.5兆トンの二酸化炭素を大気中から除去し、気候変動を逆転させるソリューションを開発するNori(ノリ)と提携することを明らかにしました。
ノリは二酸化炭素を貯留し、環境再生型(リジェラティブ)農業に取り組む農家に、ブロックチェーンを活用した独自プラットフォームを通じて報酬を支払い、二酸化炭素の除去を促進させています。
今回の提携では、バイエルが2022年8月に設立したForGroundプラットフォームを通じて、数十万もの炭素除去オフセットを市場に追加させ、拡大を目指します。
ForGroundは、あらゆる規模の農家がより簡単に持続可能な農業への移行をサポートする電子プラットフォームで、生産者に再生農業のツールやリソース、収益化ノウハウを提供しています。
これにNoriの検証プロセスなど技術を適用させ、農家は再生活動を炭素除去オフセットに交換し、報酬を受け取ることが可能になります。また、オフセットを購入したい企業や個人は、現金またはNoriの独自トークン「NORI」を利用できます。
ノリは2023年までに40万エーカーの農地が、プラットフォームを利用できるようになると見込んでいます。