気候ブロックチェーンソリューション育成プロジェクトが発足|クライメイトコインらが協働
カリビアンコミュニティ気候変動センター(Caribbean Community Climate Change Centre/CCCCC)は、同地域の若者を対象とした気候に関するブロックチェーンソリューションの育成プロジェクトを発足させました。
「カリビアンコミュニティ気候ブロックチェーンインキュベーター(CCCBI)」と名付けられたこのプロジェクトは、分散型気候経済の構築を目指すBlockchain Climate Institute(BCI)と、Climatecoin(クライメイトコイン)との協定で実現したものになります。
カリブ海地域では、頻発する気候変動による自然災害に対する脆弱性が焦点となっていて、リスクを管理するうえでブロックチェーンは温室効果ガス排出の透明性や説明責任、追跡可能性を大幅に向上させるツールといえます。
3社は協働で、気候資産のトークン化に関する技術実証や政策・規制支援、プロジェクト開発、パイロットテストに関する技術的デモンストレーションといった技術をより理解できるよう支援します。
これにより産業や観光からの温室効果ガス排出量など、気候変動への対応に不可欠な情報を多数のソースから継続的に更新し、コンセンサスを得たレビューにより、正確性と透明性を向上させることができます。
また後期段階では、地域の気候変動対策を加速する新たなデジタル技術を試す独自の機会も、提供できるよう目指しています。
今後数週間のうちに、運用開始のための作業計画を策定する会議をおこない、早ければ2023年にも地域から最初の受講生を迎える予定だとしています。