ブロックチェーン活用でソーラーパネル設置の世帯へ報酬|ローワンエナジー
ブロックチェーンを活用した再生可能エネルギー企業Rowan Energy(ローワンエナジー)と、太陽光発電設置業者ESEグループが提携し、エネルギーインセンティブを再定義するソーラーキャッシュバックプログラムの導入をスタートしました。
同プログラムではブロックチェーン技術により、英国でソーラーパネルを設置した世帯へ報酬が提供される仕組みとなっています。
両社が共同で開発した小型デバイスSmartMinerにより実現したもので、使用するとソーラーパネルによって生成されたエネルギーをカウントし、トランザクションを検証、データに基づきNFTベースのカーボンオフセット証明書が作成されます。
ESEグループによると、一般的な家庭の年間発電量は約4500kWhと推定しており、SmartMinerの導入により1kWhあたり10ペンス、年間で最低450ポンドが受け取れる計算だとしています。
また発電した電力の消費の有無や、送電網へのフィードバックなど関係なく報酬を獲得できるため、発売して1週間で最初のバッチが完売したと報告しています。
従来の英国による太陽光買取制度では、スマート輸出保証(SEG)スキームを介してのみ収入を得ることができましたが、両社はブロックチェーン技術により、多くの人が環境保護へ貢献できるよう取り組んでいます。