Polymath(ポリーマス/POLY)がSeriesOne社とSTOに向けた提携を発表
セキュリティトークンプラットフォームであるPolymath(ポリーマス/POLY)は3月19日、セキュリティトークンの作成から管理までが簡素化されたサービスを顧客に提供するために、デジタル証券の資金調達プラットフォームであるseriesOne社と提携したこと発表しました。
seriesOnes社の最高技術責任者(CTO)であるDmitry Grinberg氏は、
「Polymathが提供するSt-20は、将来、一般的に使用されるでしょう。私たちは一緒に仕事をすることに興奮しています。」
と述べていることから、seriesOne社はPolymathが定めたSt-20が業界全体の標準になると考えていることがわかります。
また、最高経営責任者(CEO)のMichael Mildenberger氏もこの提携の目的について、セキュリティトークンの作成と管理という「複雑な課題」を軽減することであることを強調しており、PolymathのST-20プロトコルを使用することで、プラットフォームがより多くの収益を生み出すことができるとしています。
Polymath(ポリーマス/POLY)とは
Polymathは、Ethereum(イーサリアム)がこれまでやってきた仮想通貨の発展に寄与してきた手法を、有価証券の世界に持ち込むことで、多くの投資家やベンチャーキャピタルが、仮想通貨投資をしやすい環境を整えようとしているプロジェクトです。
STOに特化したプラットフォームの大本命ともいわれており、Polymathプラットフォームで発行されたトークンは、あらかじめプログラミングされている手続きによって自動的に証券として認められ、セキュリティトークン「ST-20トークン」として扱われることになります。
STOとは
STOとは、「セキュリティー トークン オファリング」の略で、「そのトークンが法律や規制に準拠している証券として認められた場合にのみ、公開して投資商品として扱うことができるようにする」という仮想通貨の資金調達方法の1つです。
セキュリティトークンの需要は、現実の株式や証券がブロックチェーン上で運用されるようになっていくという予想を踏まえ、2027年には1000兆円規模になるともいわれています。